2024年6月9日のメッセージ 聖霊降臨節4主日礼拝
「主は栄え、私は衰える」~聖化~ ヨハネによる福音書 3章22節~36節
1.「『天から与えられなければ、人は何も受けることが出来ない。』」
バプテスマのヨハネが授ける水の洗礼は、罪を悔い改めて新しく生まれるためでした。一方、主イエスが授ける聖霊による洗礼は、光の子たちが花婿を待ち望みつつ永遠の命に満ち溢れる恵みです。水と霊の洗礼は同時的でありまた漸次的な賜物です。
2.「『花嫁を迎えるのは花婿だ。花婿の介添え人はそばに立って耳を傾け、花婿の声が聞こえると大いに喜ぶ。・・あの方は栄え、わたしは衰えねばならない。』」
ヨハネの使命は天の国の結婚式の総責任者となって、花婿(キリスト)が花嫁(教会)を迎えるために美しく整える手助けをするためでした。そして花婿の「さあ迎えにいこう」との声が聞こえると、花婿と花嫁が一つとなる婚宴の日(再臨)を迎えたのです。こうして花婿の友人は喜びに満ち溢れます。
3.「『神がお遣わしになった方は神の言葉を語る。神が霊を限りなくお与えになるからである。・・御子を信じる人は永遠の命を得ている。』」
聖化はキリストと教会が結ばれ一つとされる恵みです。花婿なるキリスト・イエスは、愛する教会にそして私たちの間に、神の愛(アガペー)と永遠の命(泉・アイノン)を満ち溢れさせてくださいます。
(2024.6.9 田中直子牧師)