2024年6月16日のメッセージ 聖霊降臨節5主日礼拝
「信仰と癒し」~神癒~ ヨハネによる福音書 4章46節~54節・使徒言行録9章36~43節
1.「イエスは役人に『あなたがたは、しるしや奇跡を見なければ、決して信じない』と言われた。」
ガリラヤの領主ヘロデ・アンティパスに仕える役人に、重い病気を患う幼子がいますが危篤の状態に陥ります。彼はイエスのもとへ30キロの道のりを上って来て、一緒に下って幼子を癒してくれるよう願いました。彼は「塹壕(ザンゴウ)には不信仰者はいない」と同じく、しるしや奇跡を見たら信じる信仰ですが、私たちの信仰と似ているとも言えます。
2.「『帰りなさい。あなたの息子は生きる』その人は、イエスの言われた言葉を信じて帰って行った。」
主イエスは父親にやさしく強く「あなたの幼子は生きている」と宣言されました。彼は帰り道でイエスの言葉を唱え続けながらも、お願い信仰の危うさにどれ程の疑いや不安が襲ってきたでしょう。
3.「それは、イエスが・・と言われたのと同じ時刻であることを父親は知った。そして、彼も彼の家族もこぞって信じた。」
父親はその途中で部下たちと出会い、わが子が癒されたのがイエスの宣言と同じ時刻だと知りました。父親は神が生きて働いておられる真理を知って、彼も家族も全員が十字架の福音(救い)に与りました。イエスのもとに来た者は、イエスから遣わされる福音の証し人です。
(2024.6.16 田中寛也牧師)