2024年9月8日のメッセージ 聖霊降臨節17主日礼拝

「救いの門」 ヨハネによる福音書 10章1章~18章

1.「『羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。羊はその声を知っているので、ついて行く。・・わたしは羊の門である。わたしを通って入る者は救われる。』」

主イエスは羊飼いが羊を囲いから連れ出すように、私たち一人一人を名前で呼ばれるので、安心してついて行くことができます。聖霊は門番として教会の羊たちの魂を守り、また朝一番に御声を聞けるように導いてくれます。また、主イエスは羊のための門です。私たちはこの門から教会に入って安全であり、門から外に出て自由です。教会の外では霊の戦い(世の文化や富の誘惑)がありつつも、むしろ聖霊の助けによって勝利し、永遠の命に至ります。

2.「『わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。・・わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。』」

また、キリストは羊のための良い羊飼いです。良い羊飼いは羊を守るために命を捨てる覚悟で闘います。それだから、私が弱って病んでいるなら治療され、苦闘しているなら慰め、混乱しているなら調整してくださるのです。

3.「『わたしには、この囲いの中に入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。・・こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。』」

イエスの使命は、「一つの群れ」とする世界宣教の完成であって、地上のすべての民族の救いが頭から離れることはありません。アブラハムに約束された祝福の約束は、メシアである自分において成就することを知っておられたからです。

(2024.9.8 田中直子牧師)