2024年9月15日のメッセージ 敬老感謝主日礼拝
「イエスは良い羊飼い」 ヨハネによる福音書 10章11章~18章
1.「『わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。・・わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。』」
イエス・キリストと私たちの関係は詩編23編の羊飼いと羊の群れとの関係になぞらえられます。むしろイエスは23編の御言葉の成就として私たちと関わってくださいます。イエスは羊のための良い羊飼いです。羊を守るためには命を捨てる覚悟で闘います。それだから、私が弱って病んでいるなら治療され、苦闘しているなら慰め、混乱しているなら調整してくださいます。盗人であり強盗の頭であるサタンの手に貶められず、いつも永遠の命の水を飲み、豊かな牧草をはぐくみ大人の羊へと成長させてくださいます。
2.「『わたしには、この囲いの中に入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。・・こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。』」
イエスの真の使命は、「一つの群れ」とする世界宣教の完成であって、メシアの絶対必要条件なのです。「全世界に出て行って、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。・・マルコ16:16」弟子たち(私たちの教会)に与えられた世界宣教はすべて命令形です。イエスの心には地球全体がヴィジョンとして浮かんでいて、地上のすべての民族の救いが頭から離れることはありません。アブラハムに約束された祝福の約束は、メシアである自分において成就することを知っておられたからです。教会の使命は福音宣教に出ていくために建てられたのです。聖餐式での応答の祈りは「キリストの復活の力を知り、折を得ても得なくとも、福音を宣べ伝えることができますように」です。
(2024.9.15 田中寛也牧師)