2024年10月20日のメッセージ 地区5教会合同主日礼拝

「すべての人が一つとなるために」 ヨハネによる福音書 17章13章~26章

1.「彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。」17章は主イエスの告別祈祷です。私たちは人生の終焉にどんな言葉で締めくくり、何を祈るのでしょうか。イエスは弟子たちがもっぱら「主の御名によって」守られるために祈られました。それは苦難を避けるためではなく、むしろ福音宣教に邁進していく恵みの御言葉を授けることでした。

2.「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、(すべての人を一つに)であり続けるようにしてください。彼らもわたしの内にいるようにしてください。」迫害の嵐に翻弄される教会は小さく弱い存在です。向こう岸へと進む教会は三位一体の内側に守られています。しかも、十字架の福音は世界宣教をも包み込んでいます。私たちの伝道は「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである(マタイ25:40)」から始まります。

3.「わたしは、御名を彼らに知らせました。わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいるようになるためです。」御名とは、御父の品性や人格をあらわし、イエスが肉体を取られたのは、誰も見たことがない神の真を見せるためでした。十字架の御子は神の愛を、復活の主は神の永遠の命を啓示されたのです。神は愛です、救いです、永遠の命です。

(2024.10.20田中直子牧師)