2024年11月3日のメッセージ 降誕前第8主日礼拝

「生きている者の神」 マルコによる福音書 12章18章~27章

1.「復活はないと言っているサドカイ派の人々が、・『復活の時、彼らが復活すると、その女はだれの妻になるのでしょう。』『あなたたちは聖書も神の力も知らない。』」

サドカイ派の質問は愚かです。信じてもいない復活の出来事を問うことは実りがありません。なぜなら、彼らは聖書の真理も神の生ける力も知らないからです。復活の希望がない信仰は虚しく、罪の中に留まります、コリントⅠ15:17。

2.「『死者の中から復活するときには、めとることも嫁ぐこともなく、天   使のようになるのだ。』」

復活の時、私たちは地上の人間関係を引き継ぐのではありません。復活は神に対する個々の信仰者としての招きです。教会は花婿であるキリストの花嫁として嫁ぐ希望の中に生きています。

3.「『「わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」とあるではないか。神は死んだ者の神ではなく。生きている者の神なのだ。』」

神は生きている私たちと共にいる神(有って在る神)であって、神御自身がアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神であると宣言され、彼らと共にありました。それはまたモーセの神、ダビデの神、弟子たちの神、私たちの神なのです。今日ここに生きる私の神であって、「わたしはいつもあなたと共にいる」インマヌエルの神です、マタイ1:23。

(2024.11.3田中直子牧師)