2024年11月10日のメッセージ 降誕前第7主日礼拝
「聖霊と火による洗礼」 マタイによる福音書 3章1章~12章
1.「『悔い改めよ。天の国は近づいた。・悔い改めにふさわしい実を結べ。・良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。』」
荒れ野で叫ぶ声であるバプテスマのヨハネは、キリスト・イエスを迎え入れる準備として、民衆に悔い改め(人生の方向転換)を迫ります。今日の私は神の御前に喜んで立っているでしょうか。イエスが喜びに満ちる良い実(御霊の実ガラテヤ5:22-23)を結ぶ生き方をしましょう。
2.「『わたしは悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わたしは、その履物をお脱がせする値打ちもない。』」
ヨハネは悔い改めの洗礼を授けていますが、神からの使命をわきまえ、イエスのサンダルを脱がせ、汚れた足を水で洗う僕の務めすらふさわしくないと謙遜します。召された者は神の道具であって主が用いられます。こうして栄光は遣わされた方に帰されます。
3.「『その方は聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。』」
真の救いは聖霊と火による洗礼を受けることによります。水の洗礼は、悔い改めによって犯した罪(複数)が赦されます。一方、キリストが授ける聖霊と火による洗礼は、私たちの内なる古き人を十字架につけ、キリストと共に生きる恵み、即ち「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者、3:17」との天の声を聞く祝福に入ります。
(2024.11.10田中直子牧師)