2026年5月31日のメッセージ 聖霊降臨節第2主日礼拝
「 主に従う分岐点 」 マルコによる福音書 1章21節~34節
イエスはバプテスマのヨハネの捕縛を受けて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と伝えられ、安息日にカファルナウムの会堂に入って、神の国の福音を教え始められました。その力強い言葉は悔い改めを迫り、信じる者に神の国に入る恵みが与えられました。なぜなら、律法学者のラビの意見を引用する解説的教えではなく、イエスは神的権威をもってお教えになったからです。
その礼拝の時に、汚れた霊の力に支配された(精神的な錯乱状態の)男がいました。彼が金切り声を揚げて「私たちと一体、何の関係があるのです。私たちを滅ぼす権利を持っています」と叫びました。またイエスを「神の聖者(神の子)」と認め、自分たちに危害を与えないように懇願したのです。
なぜなら、イエスは神の権威をもって汚れた霊を叱り、「黙れ(証言するな)、この人から出て行け」と命じられたからです。汚れた霊はその男をけいれんさせ、大声をあげて出て行きました。人々は神の言葉の権威と絶対的な力の行使に驚いたのです。事実、イエスと共に神の国は来ているからです。
悪霊の束縛のもとにあった男は、イエスによって罪の支配から解放されたのです。この権威ある新しい教えは評判となり、たちまちガリラヤ地方一帯に広がったのです。
すぐにイエスは会堂を出ると、シモンとアンデレの家に入られました。空腹であったので食事をとるためでした。彼らは仕事と家族を置いてイエスの招きに従いましたが、主は弟子たちの家族皆を大切に守られるのです。そして、熱病で伏していた姑の手を取って起こされたのです。
安息日が終わって夜になると、町中から病を持つ大勢の人々が戸口に集まってきました。イエスはその人々を癒され、悪霊どもにはイエスがキリストであることを知っていたので、真理を言うことを許しませんでした。まだその時ではないからです。
(2026.5.31 田中寛也牧師)

