2022年3月13日のメッセージ

 神の家族 (マルコによる福音書3章20~35節)

 

1.「「あの男はベルゼブルに取りつかれている。悪霊の頭での力で悪霊を追い出している。」・・「どうしてサタンがサタンを追い出せよう。サタンが内輪もめして争えば、立ち行かず、滅びてしまう。」」

イエスの奇跡(霊の力)を見た群衆が押し寄せ、家の中は大混乱です。律法学者たちは妬んで、「悪霊の頭に力を借りたから、悪霊を追い出せた」とイエスとその言葉を拒絶しました。

内輪もめする家(教会、法人、国家、国連)は立ち行くことができません。全世界が争いを憎んでいるのに、ロシアの侵略戦争を止められません。

2.「「はっきり言っておく。人の子らが犯す罪やどんな冒涜の言葉も、すべて赦される。しかし、聖霊を冒涜する者は永遠に赦されず、永遠の罪の責めを負う。」」

イエスと共にある聖霊は、神の御業を証言されます。御子イエスは「十字架につけろ」とののしりさえも受け取り、十字架の血潮によって私たちの罪を贖われました。聖霊は十字架の真理を悟らせますが、この神の愛を拒絶するなら、誰が執り成してくれるのでしょう。

3.「「神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。」」

イエスの家族は外に立ち、自分の思いで扱おうとします。肉は真理を知り得ません。神の家族とは、御言葉に聞き従い(十字架を背負う)、主イエスのもとに留まる私たちです。

 

 

 

(2022.3.13 田中寛也師)