2022年4月24日のメッセージ
わたしの主、わたしの神よ (ヨハネによる福音書20章24節~31節)
1.「「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」」
トマスの実証主義は復活の証言に対する懐疑です。指を入れたらとの反問は、彼が復活のイエスを信じようとするがための、真剣な問いかけでした。それで「八日の後」、教会から離れず礼拝する群れに留まっています。
2.「「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者のになりなさい。」」
御言葉の証言と共に聖霊が働き、生けるキリストが復活を啓示されました。復活は人間が理解できる領域ではなく、神に向かって踏み出す信仰により、啓示される真理です。
3.「「わたしの主、わたしの神よ」・・「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」」
トマスは、神を試さずには気が済まない自らの罪に愕然とすると共に、こんな自分をも受けとめられる復活のキリストの愛に圧倒されます。わたしの救いの全ての全てと信仰告白します。教会は「キリストを見たことがないのに愛し、今見えなくても信じており、言葉では言い尽くせない素晴らしい喜びに満ち溢れています。・・信仰の実りとして魂の救いを受けています。ペトロ11:8-9」と復活の主を証言します。
(2022.4.24 田中寛也師)