2022年5月1日のメッセージ
主は良き羊飼い (ヨハネによる福音書10章7節~18節)
1.「「わたしは門である。わたしを通って入る人は救われる。その人は、門を出入りして牧草を見つける。」」
イエスは救いの門です。囲いの外では野獣の唸り声や盗賊の足音が響きます。イエスを信じる羊は囲いの中で守られて住み、永遠の命に生かされて日々を過ごします。
2.「「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。・・わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。・・わたしは羊のために命を捨てる。」」
イエスは良い羊飼いです。羊のために命を捨てるからです。イエスは私たちを知っており、私たちもイエスを知っているのは、相互の信頼、相互の喜び、相互の思いやり、相互の愛で結ばれているからです。主イエスは私たちの全てを知っているので、私たちはその声を聞き、喜んで従います。
3.「「わたしは命を、再び受けるために、命を捨てる。それゆえ、父はわたしを愛してくださる。・・これは、わたしが父から受けた掟である。」」
上に立って指導する者は、自らも指導を受ける者となって、相互の関係を築けます。十字架への道は父なる神が定められました。御子は十字架の死に至るまで従順でした。それゆえ、御父は御子を愛されます。御子が私たちのために命を捨てるのは、私たちがイエスを愛して、声に聞き従う相互の信頼関係があるからです。私たちはイエスを励まし支える友なのです。
(2022.5.1 田中寛也師)