2022年5月8日のメッセージ

  互いに愛し合いなさい (ヨハネによる福音書13章31節~35節

1.「「今や、人の子は栄光を受けた。神も人の子によって栄光をお受けになった。」」

今、救いの御業が完成し、御父と御子が栄光を受ける神の時が来ました。十字架は、御父に栄光をもたらしました。神の知恵と愛は、聖なる御子を罪人のための贖いの子羊とされたのです。十字架は、御子に栄光をもたらしました。血潮を代価として罪人を買い取り、私たちは審判と滅びから解放されました。

2.「「子たちよ。今しばらく、わたしはあなたたちと共にいる。あなたたちはわたしを捜すだろう。」」

十字架は、弟子たちとの別離です。依存を生む愛ではなく、悲しみを越えて自立に向かわしめる愛こそ真の愛です。イエスの行く所は十字架と復活であって、御子のみに許され命じられた場所です。この別離は聖霊降臨によって弟子たちを自立へと導きます。

3.「「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。・・あなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」」

新しい掟は、自分のように隣人を愛せよとの古い掟を、御父と御子の関係に基づく掟とし、また洗足の出来事を愛の模範としました。自立した弟子たちが愛の主体となるためです。愛は賜物です。イエスを通して神がどのように教会を愛されるのかは、互いに愛し合うことで証言されます。

 (2022.5.8 田中寛也師)

 

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