2022年5月22日のメッセージ
悲しみは喜びに変わる (ヨハネによる福音書16章12節~24節)
1.「「その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。」」
最後の晩餐の席で、主イエスは別離を語ります。弟子たちの悲嘆しますが、今以上の豊かな交わりを得ることになります。御父と御子から遣わされる聖霊は、神についての本当のことを悟らせるからです。復活の主は世の終わりまで教会と共におられます。
2.「「はっきり言っておく。あなたがたは泣いて悲嘆に暮れるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。」」
弟子たちは悲嘆にくれますが、罪人の救いは十字架の贖いによって成立するのです。イエスは死んで葬られるので、世は喜び祝うでしょう。しかし、主イエスは御力によって三日目に復活し、昇天され、天の王座につかれます。そして、助け主を教会に遣わし、主は共におられます。
3.「「その日には、・・はっきり言っておく。あなたがたがわたしの名によって何かを父に願うならば、父はお与えになる。」」
ペンテコステのその日、弟子たちの上に聖霊がとどまり、彼らは御子から託された神の言葉(十字架の福音)を世に向かって宣べ伝えます。わたしの名によって願うことは、私たちの願いや必要のためではありません。それは、弟子たちが十字架の福音の証人となること、すべての民を弟子とし、父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、愛の律法を守らせて、審判に弟子たちを整えるための賜物のことです。
(2022.5.22田中寛也師)