2023年4月16日のメッセージ 復活節第2主日礼拝

復活の顕現 (ルカによる福音書 24章13節~35節

15-16「イエスご自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。しかし、二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。」

私たちの日常の生活の中に、復活の主イエス様は一緒に歩いてくださいます。しかし、寝食を共にした弟子でさえ分からなかったほどに、困難や苦難の闇は私たちを失望落胆させます。顔つきは暗く、歩みはストップし、時に病気させ引き起こしてしまいます。それは探す見当が外れているからです22-23。

25「『ああ、物分かりが悪く、心が鈍く預言者たちの言ったこととすべてを信じられない者たち、』」と弟子たちの霊性の乏しさを嘆かれ、聖書全体にわたってご自分について書かれていることを説明されました。彼らはイエス様からもっと聖書について教えてもらいたくて、「一緒にお泊りください」と言って無理に引き止めたので、彼らの家の客となりました。

用意された食卓で、イエス様がパンを取り、賛美の祈りを唱え、裂いて与えてくださった時、彼らの目が開かれ、一緒に歩いてくださったのはイエス様だったと分りました。彼らはすぐに元来た道をエルサレムへと戻って行き、復活の主に出会ったことの次第を知らせます。失望落胆は、復活の主に出会うことで希望に変えられ、喜びにあふれます。

毎主日ごとに教会に集まって礼拝を捧げることで、復活のイエス様に出会います。御言葉に聞くことで信仰は成長し、イエス様の弟子として整えられてゆくのです。

(2023.4.9 田中直子牧師)