2023年5月14日のメッセージ 母の日主日礼拝

お言葉をください (ルカによる福音書 7章1節~10節

1.「『あの方は、そうしていただくのにふさわしい人です。わたしたちユダヤ人を愛して、自ら会堂を立ててくれたのです。』」

この百人隊長はコルネリウス(使徒10章)を予想させます。ペトロが迷いつつも聖霊に押し出され、異邦人の家に入り、十字架の言葉を教え、洗礼を授け、パンを裂いて祝福したように、神の国は異邦人にも開かれようとしています。救いを慕う人々と主イエスとをつなぐ仲介者が必要です。

2.「『ひと言おっしゃってください。そして、わたしの僕をいやしてください。わたしも権威のもとに置かれている者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に「行け」と言えば行きます。・・』」

「口約束だから」と言葉を軽くする風潮に対抗して、「神の言葉は、その通りになります」と御言葉の権威がチャレンジします。教会は御言葉の判断を自分(知性、理性)に持つよりも、むしろ神に向かって強く雄々しく大胆に信じたいのです。

3.「『言っておくが、イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。』」

旧約聖書の神の民は熱心に神の国の到来を待ち望んでいます。一方、真のイスラエル(教会)はイエスと共に神の国が来たことを信じ、永遠の安息日を守ります。「主よ、あなたは私たちをご自身のために造られました。そして、私たちの心はあなたの中にしか安息を見出せません。アウグスティヌス」

(2023.5.14 田中寛也牧師)