2023年8月13日のメッセージ 聖霊降臨節第12主日礼拝

「主の来臨に備える」(テサロニケの信徒への手紙 1章1節~10節

1.「あなたがたが信仰によって働き、愛のために労苦し、また、わたしたちの主イエス・キリストに対する、希望をもって忍耐していることを、・・心に留めているのです。」

テサロニケの教会はパウロの宣教によって、迫害の中で産声を上げた教会です。教会の存続は、信仰の成熟度に従ってではなく、信仰によって働くこと、愛のための労苦を惜しまないこと、再臨の希望によって忍耐することでした。これらは神の賜物であって、迫害を耐え忍ぶ恵みとなりました。

2.「あなたがたはひどい苦しみの中で、聖霊による喜びをもって御言葉を受け入れ、わたしたちに倣う者、そして主に倣う者となり・・すべての信者の模範となったのです。」

なぜ信仰者は苦しみに会うのか。キリストに倣う者となるためです。パウロたちが主イエスの御顔を仰ぎつつ、自分の十字架を背負って、信仰者の模範になったように、私たちは子供や孫世代に信仰者の模範となる使命が与えられています。

3.「この御子こそ、神が死者の中から復活させた方で、来るべき怒りからわたしたちを救ってくださるイエスです。」

私たちが待ち望むのは、御子が天から来られ、すべてが新しくされる永遠の命と救いの完成に与ることです。復活の主と共に生きる道をいつも歩みたいと思います。

 

(2023.8.13 田中寛也牧師)