2023年8月27日のメッセージ 聖霊降臨節第14主日礼拝

正しい服従」(ローマの信徒への手紙 14章1節~12節

1.「わたしたちの中には、だれ一人自分に生きる人はなく、だれ一人自分のために死ぬ人もいません。わたしたちは生きるとすれば主のために生き、死ぬとすれば主のために死ぬのです。」

私たちは自分のために生きていますし、死にます。ところが、信仰者の真理は、キリストのために生き、死ぬように神が定められたのです。主の生(降誕)と死(十字架)は御自身のためではなく、私たちの救いのために生きられたのです。生きている命ではなく、むしろ生かされている命としての使命を知ることでしょう。そこでは、命を握るから、明け渡す(委ねる)ことへの大転換が起こります。

主が(聖なる方)が私と(生老病死の罪人)とくびきで一つとつながっておられます。私の荷は軽くされていますし、歩むスピードも合わせてくださいます。だから、今日一日の苦労を主と共に生きましょう、マタイ28-30。

2.「なぜあなたは、兄弟を裁くのですか。・・わたしたちは皆、神の裁きの前に立つのです。」

私たちはキリストにあって赦され、一つの体につながっています。主の兄弟姉妹をうわさしたり裁いたりするなら、主の体である教会を、自分の体を傷つけているのです。「互いに愛し合うことのほかは、だれに対しても借りがあってはなりません。13:8」それが神の喜びであり、栄光です。

(2023.8.27 田中寛也牧師)