2023年11月5日のメッセージ 召天者記念礼拝(降誕前第8主日礼拝)

 「永遠の命」  ヨハネによる福音書 3章1節~21節

1.「『はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、・・だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることができない。』」

ニコデモは律法の行いに熱心です。しかし神が共にいる確信を持てません。イエスは新しく生まれるなら神の国に入ると諭します。それは信仰の告白と聖霊の助けによって授かる神の恵みです。救いは洗礼によって証しされ、聖霊を授かることで永遠の命に生かされます。

2.「『モ―セが荒野で蛇を上げたように、人の子も上げられなければならない。それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。』」

荒野での神の導きに不平を並べた者たちは、蛇にかまれ死んでしまいます。一方、モーセが掲げた蛇を仰ぎ見た者は赦されたように、キリストは十字架に上げられ罪の報酬を支払われました。その恵みを信じる者は罪が赦され、義とされて永遠の命を得ることが出来ます。

3.「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで永遠の命を得るためである。・・御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。」

神は全人類を愛され独り子を世に遣わされました。御子の一度きりの贖いを信じる者は、永遠の命を授かり、滅びることはありません。一方、不信仰に留まる者は永遠の刑罰を受けます。現在の生活実態が裁きとなっています。

(2023.11.5 田中直子牧師)