2024年5月12日のメッセージ 母の日主日礼拝
「生ける水の川」 ヨハネによる福音書 7章32節~39節
1.「祭りが最も盛大に祝われる終わりの日に、・『渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。』」
仮庵の祭りはぶどう酒と秋作物の収穫を感謝する三大巡礼の祭りです。大祭司はギホンの泉に下り、金の壺に水を汲み、神殿に戻る行列では詩編113-118が歌われ、祭壇の両端に水が注がれます。七日間でひとまず終わりますが、更に八日目を聖なる祝日と称し、先祖たちがカナンの地に到着した記念として、仮庵をたたんで家に帰り、安息日の集会を開きました、レビ23:36。主イエスは、霊的に飢え渇く(罪を自覚し、赦しを求め、良心の平和を熱望する)者は真の泉であるわたしのもとに来て(信じて)、いのちの水を飲みなさいと呼びかけます。
2.「『わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。』イエスは、御自分を信じる人々が受けようとしている霊について言われたのである。」
イエスが遣わす聖霊によって、聖書に書いてあるとおり、池の溜め水ではなく、泉から汲めども尽きないいのちの水が湧きあがります、イザヤ58:11。いのちの水は差し出されている約束で、信仰によって汲み出します。この水は自分の魂の必要を満たすに留まらず、他の人々への祝福となって流れて行き、教会は霊の実を豊かに収穫するのです、ガラテヤ5:22。ここでは、聖霊の働きを強調していますが、約束されたペンテコステの日以来、聖霊は真理の霊として十字架と復活の救い主を啓示してくださいます。魂の渇きをもってキリストのもとに来る者は、永遠に至るいのちに満ち溢れます。
(2024.5.12 田中直子牧師)