2022年3月27日のメッセージ

 イエス、栄光に輝く (マルコによる福音書9章2~10節)

  

1.「「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。・・」ペトロは、どう言えばよいのか、分からなかった。」

イエスの神顕現は天地創造の光、天上の栄光をまとう輝きです。弟子たちは見ることできず恐れに圧倒されます。そこにモーセ(律法)とエリヤ(預言)が現われ、救いの成就(十字架の死と復活)について話し合っています。ペトロは仮小屋を建てましょうと言い出し、復活の栄光だけを求めて「変貌山でのサタン」となり、十字架の苦難と死(罪の贖い)の道からそらそうとします。

2.「雲が現われて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」」

教会が聞き従う御方は、イエス・キリストです。イザヤ書53章の御心に従順である苦難の僕は「御父の愛する子」です。これに聞けとの厳しい命令は、御子を遣わした御父の愛の呼びかけ、救いの招きです。

3.「ただイエスだけが彼らと一緒におられた。」

弟子たちの発見は指導者たちではなく、ただイエスだけでした。教会は礼拝で味わう素晴らしい体験にまして、イエスは私たちと共におられること、教会の信仰はイエスが共にいる私たちであると改めて見出します。

(2022.3.27 田中寛也師)