2023年4月30日のメッセージ 復活節第4主日礼拝

いのちのパン (ヨハネによる福音書 6章28節~40節

1.「『神の業を行うためには、何をしたらよいでしょうか』・・『神がお遣わしになった者を信じること、それが神の業である。』」

「神の業」とは、御子(十字架の救い・復活のいのち)を信じて、救われることです。神の利益となることは信仰なのです。私たちがイエスにしるしを求めることは、損失することなのです。

2.「『わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。・・わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。』」

「飢えることなく、渇かない」イエスご自身をいただくパンと杯は霊の糧となって、命のパン、命の泉となり続けます。「決して35.37」神の自己宣言。それは確かな現実だからです。私たちの如何によらず、信仰もって受け取る者は永遠の命を受けます。

3.「『わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることである。』」

天の父の御心は、イエスのもとに来た人が、終わりの日に復活するためです。命のパンと杯をいただくことによって、個人の救いは教会の救いに組み合わされ、キリストの体の完成を目指していきます。それが礼拝によって与えられる喜びです。

(2023.4.30 田中寛也牧師)