2023年6月11日のメッセージ 聖霊降臨節第3主日礼拝(美作落合教会創立137周年記念)

一致と交わり(使徒言行録 2章37節~47節

ペトロは十字架と復活の主に心動かされた兄弟たちに、救われよと勧めます。

1.「『悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼を受け、罪を赦していただきなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。』」

「どうしたらよいのですか」は、絶望、あるいは希望、また戸惑いの問いかけでしょうか。彼らは「悔い改めなさい」と命じられます。何を悔い改めるのか、自分の行いによって義(救い)に到達する生き方から、「外からの救い、ルター」、十字架の贖いを信じて救われることへの転換です。信仰による義は、洗礼を受けることで証しされます。聖霊は救いの確証を与えてくれます。

2.「信者たちは皆一つになって、すべての物を共有し、・・そして、毎日、ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。」

神の家族は「一つ」であることを守ります。一つの体につながる礼拝を守り、聖霊によって神の家族となる土台が据えられました。キリストは神の家族の土台であり、また頭です(縦・霊のつながり)。そして、生活の必要を共有し(横・肉のつながり)、一緒に食卓を囲み、主を賛美するのでした。

(2023.6.4 田中寛也牧師)