2023年7月9日のメッセージ 聖霊降臨節第7主日礼拝

受けるより、与えるが幸い(使徒言行録 20章17節~38節

パウロの告別説教。死を覚悟した鬼気迫る説教に圧倒されます。(直子牧師の按手礼式で、服部議長はこの人にとって最後の礼拝となっても、神の言葉は慰めと喜びですと告白されることを意識すると語られた。)

 1.「『自分に決められた道を走りとおし、・・神の恵みの福音を力強く証しするという任務を果たすことさえできれば、‥この命すら決して惜しいとは思いません』。」

パウロは長老たち(牧者、役員)に「わたしがキリストに倣う者であるように、わたしに倣う者となりなさい、1コリント11:1」と召命(任命)に留まるよう諭します。自分の命と神の子の命とどちらを優先しますか。

2.「『あなたがた自身と群れ全体とに気を配ってください。・・あなたがたをこの群れ全体の監督者に任命なさったのです。・・残忍な狼どもがあなたがたのところへ入り込んで来て群れを荒らす、・・邪説を唱えて従わせる・・目を覚ましていなさい。』」

(鳥がどうして翼をもつことが出来るよういなったかの昔話・・重荷は翼になった)。パウロは去ります。教会は外からの苦難・迫害、内からの邪説・異端から自分自身と群れを守り抜くのです。神は任命によってその知恵と能力を授けられます。苦難によって鍛えられ成長します。目を覚まして、「恐れるな、わたしは共にいるとは、苦難の炉の中にある選ばれた者に対する神の確かな約束である、スポルジョン」。

3.「『今、神とその恵みの言葉にあなたがたをゆだねます。・・主イエス御自身が「受けるよりは与える方が幸いである」と言われた言葉を思い出すように、』」

教会は、神の言葉によって、互いが結び合わさり補い合って一つの体・キリストの体として建てられています、1コリント12:12-31。

(2023.7.2 田中寛也牧師)