2023年9月3日のメッセージ 聖霊降臨節第15主日礼拝

「安息日の癒し」(ルカによる福音書 13章10節~17節

イエスはあらゆる病気を癒され、悪霊を追い出し、癒しのわざを行われていますが、中でも安息日に限っては4つです。

1.手の萎えた人の癒し

2.腰の曲がった女の人の癒し

3.水腫を患った人の癒し

4.汚れた霊に取り付かれた男の癒し

2と3はルカにしか記されてはいません。この13章の女の人癒しは医者であったルカらしく描かれています。

*腰の曲がったままの女の人を見て、呼び寄せられたこと

*先に癒しが宣言されたこと

*手を置かれたことで現実となったこと

イエスは先にお言葉を発せられ、その後現実の御業を見せてくださいます。

みことばは聞く事で信仰が与えられ、現実のものとなるのです。イエスは彼女の曲がった腰に手を、片手でなく両手を置いて癒されました。彼女の深い悩みと痛みと不自由に対する深い憐れみがイエスの行動にあらわされています。

病の霊にとりつかれていた18年間はどれ程の苦痛だったか、苦しみの涙を知っておられたのです。慣習や言い伝えや律法の規定に縛られ、罪の苦しみに縛られていた私達のため、イエスは世に来られ、十字架の苦しみによって束縛から解放して下さったのです。

安息日は労働から解放され、神様を礼拝し、人に奉仕するためにもうけられたのです。イエスは安息日の主であって礼拝を受けられる神様なのです。

(2023.9.3 田中直子牧師)