2023年10月15日のメッセージ 聖霊降臨節第21主日礼拝

「金持ちとラザロ」(ルカによる福音書16章:19節~31節 

イエスは弟子たちに、不正にまみれた富を自分のためにだけ使う生き方ではなく、神のためにまた有益な事や施しのために使う生き方を勧めています。

地上では富を上手に使って敵をも友に変えていけるなら、御国では神が友として永遠の住居に迎えてくださいます。このことを聞いたファリサイ派の人々はイエスをあざ笑いました。

ラザロとは「神の憐みによって生きる」という意味です。人間は皆神の憐みによって生かされている存在であり、皆がラザロなのです。

金持ちは先祖から金や財産を譲り受け、ラザロは貧乏を譲り受けました。そして、金持ちは門前に置かれたラザロに施しをすることで神の友となるはずでしたが、・・・地上で良いものを受けた金持ちは、永遠の世界では苦しみを味わい、ラザロは慰められます。

今は恵みの時、救いの日です。どのように神の言葉に聞き従うのかが、永遠の住まい決めていくのです。

(2023.10.15 田中直子牧師)