2023年12月10日のメッセージ アドベント第2主日礼拝

 「インマヌエル」  マタイによる福音書 1章18節~25

1.「聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。」

マリアに告げた天使の言葉(ルカ1:30)の通り、彼女は聖霊によって懐妊します。ヨセフはマリアから受胎告知を聞かされたでしょう。彼は思い悩みつつも律法の規定に従おうとします。しかしながら、ダビデ家から救い主が生まれるとのイザヤの預言が成就するためには、ヨセフはマリアから生まれる御子の名付け親となる役割がありました。

2.「恐れず、妻マリアを迎え入れなさい。」

そこで、ヨセフに主の天使が遣わされ、夢の中で神の救いの計画が知らされます。彼は目覚めて、直ぐに結婚の儀に取り掛かり、マリアを妻に迎えたのでした。

3.「その名はインマヌエルと呼ばれる。『神は我々と共におられる』という意味である。」

マタイはユダヤ人教会に対し、彼らの歴史の中に救いを与える神が今も共におられることを知らす必要がありました。マリアの純粋無垢な神への信仰が受胎告知となり、御子は聖霊により胎内に宿り、ヨセフの家族のもとで出産を迎えることになります。ヨセフは御言葉の語り掛けに対して、信仰者はどう行動し責任を担うのかを証ししてくれます。

(2023.11.26 田中直子牧師)